「工学院大学」は
東京の新宿と八王子にキャンパスがある
私立の理系大学です。
東京にある4つの
私立理系大学群と呼ばれる「四工大」
のひとつで、
偏差値としては日東駒専と同等レベル
と言われる傾向があります。
- 現在は偏差値が低くはない
- 以前は四工大で一番偏差値が低かった
- 就職率も高く評判は悪くない
- 社会人は今までのイメージを引きずっている
- 理系なので学費は高い
たとえば
2023年の就職率は
98.2%と安定しており、
生徒1人ひとりと向き合う
就職サポートもおこなっている点
で人気があります。

しかし
過去に偏差値が低かった
というのは事実であり、
現在でも偏差値が高い、
とは言い切れないような
レベルかもしれませんね。
この記事では、工学院大学が
「恥ずかしい」と言われる理由について、
詳しくご紹介します。
工学院大学が恥ずかしい理由とは?
「工学院大学」は
今でこそ偏差値が50.0~57.5
ですが、実は
偏差値が低かった時代
もありました。
東京の「四工大学」
と呼ばれているものの、
それが「すごい」という意味で
知名度が高いわけでもありません。

偏差値が上がった今でも
「工学院大学」と言っても
パッとしない印象、
というのが実情かもしれませんね。
工学院大学が
恥ずかしい具体的な理由は、
下記のとおりです。
- 偏差値が低かった
- 知名度が低い
- 推薦進学が舐められる
現状としての偏差値レベルは
日東駒専あたりで、
特に目立った不祥事などもありません。
工学院大学を
「恥ずかしい」と感じるかどうかは
人それぞれでしょう。
気になりうる点を
具体的にご紹介していきます。
工学院大学が恥ずかしい理由①:偏差値が低かった
工学院大学は2014年ごろまで、
平均の偏差値が40台
の大学でした。
「四工大」
と呼ばれる大学群のなかでも、
もっとも偏差値が低い大学だったため、
「Fランでは?」というイメージが
強かったようです。
なお「Fラン大学」と呼ばれるのは
基本的に、偏差値35未満の
「ボーダーフリー(BF)」大学であり、
誰にでも受かることを
基準とされることが多いため、
工学院大学は当てはまりません。
とはいえ、
レベルが低い大学だったという点は
事実であり、そのイメージを引きずって
「ほぼFラン」と言われることはあるでしょう。

2015年から偏差値が一気に
5〜10ほど上がっているので、
入学年によって学生のレベルが異なる、
という真実を知らない人にとっては
「偏差値が低い大学」という
印象のままのはず。
上司から
「工学院大学は四工大で一番下の大学だよね」
と言われてしまう可能性はあり、
「恥ずかしい」と感じることは
あるかもしれません。
工学院大学が恥ずかしい理由②:知名度が低い
工学院大学は
東京でも知名度が高くなく、
「頭が良いってこと?」
「Fランなの?」
など、
「工業大学」という名前に対するイメージを
人それぞれが描きやすい、
というのがリアルなところ。
「四工大」とは呼ばれるものの、
そもそも「四工大」の知名度が低いです。
▼「四工大」の理系大学と偏差値
- 芝浦工業大学:52~64
- 工学院大学:50~57
- 東京都市大学:45~55
- 東京電機大学:40~55
大学群のレベルとしては
「日東駒専」にあたりますが、
日東駒専やMARCH、関関同立などと違い
「四工大」の4大学は
提携しているのが特徴です。

授業が相互開放されているので、
受けたい講義をさまざまな大学の
キャンパスから選べるというのは
大きな特徴であり強みと言えるでしょう。
工学院大学が恥ずかしい理由③:推薦進学が舐められる
工学院大学の
偏差値が上がった理由のひとつが、
推薦生を多く取るようになり
一般入試の倍率が上がったこと
だと言われています。
現在では全体の6割が推薦生であり、
一般受験で受かっているのはたった4割。
世間では
「推薦生はラッキーだっただけ」
「本当はそんなに頭が良くない」
などと言われることもあり、
恥ずかしいと感じるかもしれませんね。

とはいえ、
大真面目に受験勉強をして
大学に入る一般組と、
高校の試験で成績を残して
大学に入る推薦組は、
結果として背負う学歴が同じ
です。
大真面目に受験勉強をせずとも
推薦でさらっと合格を決めよう、
と考える推薦生がのほうが、
実はスマートなのかもしれません。
どうしても
「一般受験で合格した!」
と胸を張りたいのであれば、
推薦生が多く
「推薦で受験したんでしょう」
と言われてしまいがちな工学院大学は
合わないでしょう。
「四工大」と呼ばれる大学であれば、
偏差値に若干の差はあれど
一見するとイメージは似たようなもの。
合わせて同レベルの他の大学も
検討してみてはいかがでしょうか。
工学院大学の基本情報
工学院大学への
入学を検討しているかたに向けて、
基本情報をまとめます。
大学の所在地 | ▼新宿キャンパス:東京都新宿区西新宿1丁目24−2 ▼八王子キャンパス:東京都八王子市中野町2665番地1 |
偏差値 | 50.0~57.5 |
入学料 | 250,000円 |
授業料 | 1,731,160〜1,751,160円 |
学部 | ・工学部 ・建築学部 ・情報学部 ・先進工学部 |
工学院大学に向いている人・向いていない人
理系の大学の多くが言われていること
ではありますが、工学院大学は
授業でしっかりと勉強をする必要のある大学
です。
多くの文系総合大学では、
入学さえしてしまえば
あとは遊んでいても卒業できる、
とされることが多い一方で、
工学院大学に入学した場合には
自主的に勉強を進めなければ、
単位が取れません。
「東京の大学に行って、
キラキラ大学生活を送るぞ!」
と期待を胸にしているのであれば、
文系を狙ったほうが良いかもしれませんね。
▼工学院大学が向いている人
- 理系で専門知識をしっかりつけたい人
- さまざまな大学での講義に興味がある人
- 四工大レベルの大学に入りたい人
- 推薦枠での受験も検討している人
- 不祥事で有名な大学は絶対に嫌な人
▼工学院大学が向いていない人
- 四工大レベルの大学で満足できない人
- 大学でしっかりと勉強をしたいと思えない人
- 理系の大学を選ぶ必要がない人
- 四工大としてひとくくりにされたくない人
- 大学で遊びたいと思っている人
特に推薦で入学した学生は
遊んでしまい、入学をした後も
その「遊びたい」という感覚が抜けず、
単位を落とす学生が多いとの噂。
大学公認のサークルは約20個と、
4年制の大学にしてはかなり少ないです。
サークルに顔を出している暇がないほど
授業が長く、
勉強にいそがしい日々を過ごすことになる
のが原因と言われています。

【まとめ】工学院大学は低レベルだったから恥ずかしい!
工学院大学は2014年まで
偏差値が40台の学部ばかりで、
Fラン大学と間違われてしまうような
レベルでした。
しかし
2015年以降は一気に偏差値が上がり、
現在では
日東駒専や、MARCHの
一部の学部に届くレベル
となっており、偏差値が低い大学とは言わないレベルでしょう。
偏差値が低かった時代は
もう10年ほど前のことにはなりますが、
当時学生だった年代にとって
工学院大学のイメージは
いまだ「低レベル」です。

たとえ現在は違ったとしても、
低レベルな大学と言われるのが
恥ずかしければ、
他の大学も合わせて
検討してみてはいかがでしょうか。