川崎医科大学は
医者になりたい人が入学する大学で、
入学希望者は
圧倒的に医者家庭が多い
とのこと。
医学部は
全国的に学費が高いものなので、
そもそも
金持ち家庭でなければ医者にはなれない
という
イメージが強い人は多いでしょう。
川崎医科大学は
その中でもまさに、
金持ちにしか入れない大学
といえます。
- 医学部の偏差値が日本でもっとも低い大学
- 日本の大学でもっとも授業料が高い大学
- エスカレーター式で上がる学生はもっと頭が悪い
- 筋金入りの金持ち家庭の子供でなければ入学できない
- 留年率が高くストレートに卒業できない可能性も高い
結論、
川崎医科大学の偏差値は61前後であり、
数ある大学の医学部のなかで
もっとも
偏差値が低いため、恥ずかしい
と言われることが多いです。
とはいえ
医学部の偏差値が
もっとも高い大学があれば、
反対にもっとも低い大学は
かならず存在するもの。
一般的に見れば
偏差値61前後は
そこまで頭が悪いわけではありませんが、
医者の中では底辺ギリギリレベル
という評価なのが
事実ということでしょう。
この記事では、
川崎医科大学が
恥ずかしいと言われる理由を
徹底的にご紹介します。
川崎医科大学が恥ずかしい理由とは？
川崎医科大学が
恥ずかしいと言われるおもな理由は、
金持ちにしか入れない偏差値が低い大学
であることでしょう。
- 偏差値が低くても入れる医学部
- 日本の大学でもっとも授業料が高い
- エスカレーター式で医師になれる
上記の理由それぞれについて、
詳しくご紹介します。
川崎医科大学が恥ずかしい理由①：偏差値が低くても入れる医学部
川崎医科大学は、
日本で
もっとも偏差値の低い医学部
として有名です。
「頭が悪くても金さえあれば入れる大学」
と言われており、
たしかに恥ずかしいと感じる要素かもしれません。
とはいえ、
医師になるための
国家資格には自力で
合格しなければなりません。
留年なしで
ストレートに卒業する学生は
全体の65.8%であり、
100人中約35人は留年
していることがわかります。
国家試験に
合格するまでの道のりは険しく、
そもそも偏差値の高くない学生にとっては
底上げからおこなわなければなりません。
留年すれば学費が
1年分(約700万円)多くかかる
ことにもなるので、
やはり金銭的な余裕がなければ苦しいでしょう。
国家試験の
合格率自体は96.6%ですが
留年率をふまえると、
試験を受けるまでに
ふるいにかけられていることが
よくわかりますね。
川崎医科大学が恥ずかしい理由②：日本の大学でもっとも授業料が高い
川崎医科大学は
日本の大学でもっとも授業料が高い
として知られており、
世界一授業料が高いと言われる
スイスの大学とほぼ同立という、
かなり異例な大学です。
なおスイスは
国の物価自体が日本の何倍も高いぶん、
給料も何倍も高いことで
知られている国。
不景気の日本で
これほどバブリーな学費が払えるのは、
一部の富裕層くらいでしょう。
そんな
川崎医学大学での
6年間の学費を合計すると、
なんと4,550万円…！
加えて1年生は
入寮が義務付けられており、
寮費が800,000円、
食費が360,000円(平日の朝夕代のみ)
となっているため、
やはりなかなかの金額になります。
さらには
6年分の学友会費に170,000円、
保護者会費に420,000円がかかるうえに、
医学教育の更なる振興をはかることを目的に、
入学式後にも
任意による寄附金を募るとのことで…。
かなり儲かっている大学像が
イメージできるのではないでしょうか。
田舎に
家がひとつ建つ程度の
学費がかかるのは、
たしかに「やばい」と
感じるのが一般的な価値観です。
しかもこれが、
日本一頭の良い医科大学であれば、
まだ理解ができます。
しかし
日本一偏差値が低い
医学部として知られているからこそ
「バカな金持ちが入る医科大学」
と言われてしまうのは、
恥ずかしいかもしれませんね。
川崎医科大学が恥ずかしい理由③：エスカレーター式で医師になれる
川崎医科大学には
附属高校の
「川崎医科大学附属高校」
があります。
学生の一部は
高校からエスカレーター式で
大学に入っており、
この附属高校の学費も
3年間で1,550万円と、
私立の高校と比較しても
かなり高いです。
偏差値は
一般受験であれば61程度なので、
大学とはほとんど変わりません。
とはいえ、
エスカレーター式の学生が
大学受験のために勉強をし直すかというと、
ほとんどが遊んで3年間を過ごすはずです。
大学の偏差値は
61前後ですが、
内部進学生の偏差値も
考慮すると、
実際の学生の偏差値は
それよりも低くなっている
可能性が高いですね。
やはり、
日本一偏差値が低い医学部であり、
金持ちだけが入学できることで
お墨付きと言う事実には変わりありません。
川崎医科大学の基本情報
川崎医科大学へ
入学できる資金の持ち主に向けて、
基本情報をまとめます。
| 大学の所在地 | 岡山県倉敷市松島577 |
| 偏差値 | 60〜62.5 |
| 入学料 | 2,000,000円 |
| 授業料 | 2,000,000円 |
| 学部 | ・医学部 |
川崎医科大学に向いている人・向いていない人
いくらお金持ちだからとはいえ、
余計なお金はかけないほうが良いと
考えるものではないでしょうか。
川崎医科大学は
医学部でもっとも偏差値が低いぶん
もっとも受かりやすいですが、
そのかわりに学費が日本一高いです。
つまり、
もっと頭が良くて
他の医学部に合格できる人であれば、
わざわざ学費が高い
川崎医科大学を選ぶ必要がありません。
川崎医科大学に行く学生というのは
つまり、
「他の医学部に受かるほど学生本人の頭は良くないけど、実家が金持ち」
ということを
証明しているようなものではないでしょうか。
▼川崎医科大学が向いている人
- 他の大学の医学部に落ちた人
- 頭は悪いけどどうにか医者になりたい人
- 実家がずば抜けて金持ちな人
- 6年間の学費が払える人
- 寮でのスパルタ教育に耐えられる人
▼川崎医科大学が向いていない人
- 他の大学の医学部に受かることができる人
- 1年次の寮生活を許容できない人
- 国家資格の勉強をしっかりできない人
- 学費を払うのが厳しい人
- 親が金持ちなおかげで医者になれたと言われたくない人
偏差値の低い大学ではありますが、
国家資格に合格するという
目標を持って勉強をする点は、
他の大学の医学部と変わらないでしょう。
つまり、
入学時の頭が悪いぶん
合格までの道のりは、
他の大学の医学部学生よりも
遠いということです。
1年次の寮生活では
生活から管理されつつ
勉強しなければならないという点が、
苦しいと感じる人も
いるかもしれませんね。
【まとめ】川崎医科大学は偏差値が低くて恥ずかしい！
川崎医科大学の
偏差値は61前後なので、
一般的に考えると
恥ずかしいと言われるほど
低くはありません。
しかし
医学部のなかでは
偏差値がもっとも低い大学
であることが、
恥ずかしいと言われる主な理由です。
さらに、
偏差値が低い一方で
授業料がもっとも高いことから、
「頭が悪くても医者になりたい金持ちが入る大学」
というイメージがついています。
結果的に
しっかりと勉強して
国家資格に合格しなければ
医者にはなれませんが、
「金持ちの最後のとりで」のような大学
であることは
事実といえるのではないでしょうか。
患者が
医者の大学名を気にすることは
ほとんどないはずですが、
業界では
「川崎医科大学卒ってことは、親は医者か社長？金持ちでよかったね」
などと
言われてしまうかもしれませんね。
実家が太い人にしか
選択肢にはならない大学ですが、
そのうえで偏差値が低いことを
恥ずかしいと感じるかどうかは
人それぞれではないでしょうか。
解決方法は
とてもシンプルで、
勉強をして
上位大学の医学部に入学すること
ですね。