東京都立大学は、
2020年(令和4年)に
「首都大学東京」から
大学名称を変更した総合大学です。
歴史としては
2005年に4つの大学を再編・統合して
できており、
実はそのひとつが「東京都立大学」でした。
つまり、
2020年に名称変更を戻したことになります。
- 東京都立大学は名称を変えすぎてダサい
- 実力としてはMARCH以上
- 頭は悪くないが知名度が低すぎる
- 貧乏家庭の育ちだと思われるかもしれない
- 都内出身で親が学費を出せないなら必見
東京都立大学は
その名の通り「都立」なので、
東京で有名な大学の
早稲田や慶應、MARCHレベルの
私立大学とは性質が異なります。
知名度が低いことから
「東京都立大学?知らないけどFランってこと?」
と認識されがちですが、
実力としてはMARCH以上早慶以下。
頭が悪い大学では
ないはずなのに
「恥ずかしい」と
言われてしまう理由は何なのでしょうか?
この記事では、
東京都立大学が恥ずかしいと
言われる原因を、
徹底的に深掘りします!
東京都立大学は恥ずかしい?事実と噂を徹底解明!
東京都立大学は
偏差値がそこまで低い大学ではない
にも関わらず、
「Fラン」と噂されてしまうことがあります。
実際には
東京都が設置する唯一の総合大学であり、
保護者が都民であれば
受けられる恩恵も大きい大学です。
しかし、
それでも「恥ずかしい」と
言われてしまう理由は下記のとおり。
- 名前が変わり知名度が低くなった
- 貧乏人が選ぶ大学のイメージ
- わざわざ選ぶ必要性が低い
上記のような理由を無視して
「自分の大学が良い」
と胸を張れるようであれば、
入学を検討してみてはいかがでしょうか。
東京都立大学が恥ずかしい理由①:名前が変わり知名度が低くなった
東京都立大学は
2020年に名前が変えられた大学
であり、もともとは
「首都大学東京」
と呼ばれていました。
しかし、
歴史をたどると
首都大学東京は2005年に
下記4つの大学が再編・統合されて
できた大学であり、
その際に首都大学東京と言う名称で
設立された大学です。
- 東京都立大学
- 東京都立科学技術大学
- 東京都立保健科学大学
- 東京都立短期大学
つまり2020年には
大学名をもとに戻したようなかたちであり、
まさに
「ブランディングに失敗しました」
というようなもの。
しかし、
名称が変わったことにより
知名度が下がり、
「そこ、どこ?」
の状況に。
大学自体のレベルが
低すぎるわけではないものの、
わざわざ説明するのは
なんだか恥ずかしいかもしれませんね…。
東京都立大学が恥ずかしい理由②:貧乏人が選ぶ大学のイメージ
都立である
東京都立大学の授業料は、
世帯年収が478万円以下の
学生であれば無償でした。
さらに
2024年度からはなんと、
世帯年収の条件なし
ですべての学生の授業料が無償化されます。
ただし
保護者が東京都内に在住
していることが
無償化の条件なので、
上京する学生は今までどおり
授業料が満額かかります。
授業料無償化で
今後は東京に実家がある学生が
増える見込みであり、
倍率も上がる可能性がないとは言い切れません。
なお、
都内で育った学生の多くが、
「都立は私立に比べて安い」という
印象を持っているのが事実。
つまり、
私立に行くだけのお金がない
家庭の人が都立を選ぶイメージがある、
という人もいるでしょう。
私立大学に行く学生の多くが
奨学金を借り、
将来的に給料から返済しながら生活をしています。
一方で無償化を
受けられるのであれば
賢い選択肢とは言えるはずですが、
「貧乏人イメージ」を
恥ずかしいと感じる人もいるでしょう。
東京都立大学が恥ずかしい理由③:わざわざ選ぶ必要性が低い
実力は
MARCH以上早慶以下
ということで誰にでも入れる大学ではない、
というのは明白ですが、
偏差値がMARCH以下の
日東駒専よりも知名度ははるかに下です。
出身が日東駒専といえば
「あぁ、あそこね」
となるのに対し、
東京都立大学と言うと
「なにそれ」と言われてしまうかもしれません。
では、
どのような理由でわざわざ
知名度の低い大学を選ぶかというと、
金銭面や学科ではないでしょうか。
保護者が都民であれば
学費が無償化されるため、
選ぶ価値は大いにあるはずです。
奨学金を借りて
大学に行く必要がなくなるため、
賢い選択肢と言えるでしょう。
また、私立にはなく
東京都立大学にしかない学科を選びたい、
というのであれば、理由としてはじゅうぶんでしょう。
ただし、
同じような学科を抱えている大学は
私立に少ないだけであり、
全国を見ればたくさんあるので、
上京するための理由としては弱いでしょう。
東京都立大学の基本情報
東京都立大学を
視野に入れているかたに向けて、
基本情報をまとめてみました。
大学の所在地 | 東京都八王子市南大沢1-1 |
偏差値 | 55~62 |
入学料 | 都民:141,000円 都民以外:282,000円 |
授業料 | 520,800円/年 |
学部 | ・人文社会学部 ・法学部 ・経済経営学部 ・理学部 ・都市環境学部 ・システムデザイン学部 ・健康福祉学部 |
東京都立大学が向いている人・向いていない人
東京都立大学が
向いている人と、向いていない人を
リストにしてみました。
▼東京都立大学が向いている人
- どうしても行きたい学科がある人
- 実家が都内で学費を節約したい人
- 都心すぎない田舎っぽい東京が良い人
- 大学内でさまざまな授業が受けたい人
- おちゃらけた私立の雰囲気が好きじゃない人
▼東京都立大学が向いていない人
- 誰もが知ってる学歴ブランドに魅力を感じる人
- 小規模な環境での学習を希望する人
- 大学進学を理由に上京を狙っている人
- 真面目に勉学に励む気がない人
- 大学デビューを狙っている人
学部は7つあり、
学科はかなり専門的なものも多いです。
たとえば作業療法学科や放射線学科、
航空宇宙システム工学科など、
「どうしてもこれが勉強したい」
という希望がある人が選ぶような学科も存在します。
ただし知名度はかなり低いので、
都内でも知っている人はごくわずかでしょう。
実際の就職率は高いですが、
学歴ブランドとして箔はつかないので、
特に田舎町では
「わざわざ東京に行くのに知名度の低い大学を選ぶのか」
と反感をくらってしまうかもしれませんね。
【まとめ】東京都立大学は名前が変わりすぎて恥ずかしい
東京都立大学は
恥ずかしいほど頭の悪い大学ではない
にも関わらず、
「恥ずかしい」と言われてしまう
理由がある大学であることがわかりました。
名前を何度も変えていることが
「ブランディングに失敗してしまった大学」
という印象になり、
「頭が悪そう」というイメージにも
つながってしまっているのかもしれません。
本来の学生の実力はMARCH以上であり、
就職率も2022年時点で96.4%と非常に高いため、
優秀と言っても良い大学ではあるはずですが、
都内でも知名度がかなり低いです。
そもそも都立と私立では
比較対象とされることがあまりなく、
知名度の高い「優秀」とされる大学は
ほとんどが私立であるのも事実。
そのようななかで
わざわざ東京都立大学を選ぶ、
という時点で、
「損をしている」
「頭が良いとは思えない」
などと言われてしまうのかもしれないですね。
同レベルの大学に行くなら、
MARCHやそれ以上の大学を
狙ったほうが、世渡り上手の
「賢い」人間だと判断されるということでしょう。