大和大学は、
西の学生なら名前を聞いたことがある、
くらいの知名度かもしれません。
東の学生であれば
耳にしたこともないかもしれませんが、
勢いを見せている大学であることに間違いはなく、
そのぶん
「恥ずかしい」
と言われてしまうことも増えているようです。
- 恥ずかしすぎるCMで印象ダウン
- 学生の親世代からの知名度がない
- 2014年に設立された新しい大学
- 経営母体は西大和学園中学・高等学校
結論、
大和大学が
「恥ずかしい」と言われている
おもな理由は、
打ち出したCMの内容です。

炎上するようなかたちで
知名度が上がってしまいましたが、それが狙いだったという説も…。
親世代から人気を得るのは
難しいかもしれませんが、
注目を集めている大学であることに
間違いはないです。
この記事では、
大和大学が恥ずかしいと言われてしまう理由や、
大和大学に向いている人・向いていない人を
徹底的にご紹介します。
大和大学が恥ずかしい理由とは?
大学が「恥ずかしい」と
言われるときのおもな理由は
「Fラン」など
偏差値が低いことが多いです。
一方で大和大学は
そこまで偏差値が低いわけでもなく、
難易度は高めだと言われています。

ではなぜ、
大和大学を誇れない人が多いのかというと、
下記のとおりです。
- 偏差値が中途半端
- CMの内容が身の程知らず
- 新しい大学で歴史が浅すぎる

人の価値観はそれぞれですが、
すでに
「自分には合わないかも…」
と思っている人はいるのでは?
恥ずかしいと言われる理由を、
詳しく解説していきます。
大和大学が恥ずかしい理由①:偏差値が中途半端
大和大学の
偏差値は44~55と言われており、
悪くはないですが特別に優秀なわけでもありません。
まさに中途半端な位置にいるからこそ、
第一志望とされるよりも、
レベルの高い大学を受ける滑り止めとして
選択されることのほうが多いのではないでしょうか。
なお、大和大学がある
西日本にある大学で優秀といえば、
「関関同立」
と呼ばれる4つの大学でしょう。
それぞれの偏差値は、
下記のとおりです。
- 関西学院大学:58.5
- 関西大学:58.5
- 同志社大学:62.5
- 立命館大学:57.0
どの大学も
大和大学よりも偏差値が高く、
いずれも歴史があるため、
西日本では知名度が高いです。
東日本には早慶の下に
「GMARCH」
と呼ばれる大学グループがあり、
その下には
「日東駒専」
と呼ばれる大学グループが存在します。

日東駒専の偏差値を確認すると、
下記のとおりです。
- 日本大学:43.0~68.0
- 東洋大学:42.5~57.5
- 駒沢大学:40.0~57.5
- 専修大学:45.0~50.0
大和大学の偏差値は44~55なので、
日東駒専あたりのレベルに位置するのが
大和大学といえるでしょう。
大和大学が恥ずかしい理由②:CMの内容が身の程知らず
大和大学が「恥ずかしい」と
言われるおもな理由は、
恥ずかしいCMを作ってしまったことでしょう。

そのCMの内容というのが、
「東の早慶、西の大和」
と謳ったもの…。
東の早慶、つまり
「早稲田大学」
「慶應義塾大学」
といえば、
日本全国をとおして名門と言われる大学です。
それぞれの偏差値は下記のとおり。
- 早稲田大学:62.5~70
- 慶應義塾大学:62.5~72
西にも有名で優秀な
大学は多いことは、
上記でもお伝えしたとおり。
早慶と肩を並べられるレベルでは
まったくないにも関わらず、
大きなことを言ってしまったという点は、
やはり身の程知らずと言われてもおかしくないでしょう。

大和大学が恥ずかしい理由③:新しい大学で歴史が浅すぎる
大和大学が
設立されたのは2014年と、
かなり新しい大学です。
歴史が浅く若い大学だからこそ、
時代の波に乗り勢いが強い印象があります。
しかし、その勢い余って
「東の早慶、西の大和」
を名乗ってしまったことも、
恥ずかしいと言われてしまう理由でしょう。
数々の歴史ある大学が
レベルアップを目指して
言うのであればまだしも、大学としても新参者。
それにも関わらず、
偏差値の離れた大御所大学と
肩を並べようとするのは、
違和感があるのも無理はありません。
大和大学の運営母体は有名校
大和大学の運営母校は
「西大和学園中学・高等学校」
と呼ばれる奈良県の進学校です。
教育水準が高いことで有名であり、
多くの生徒を難関校に進学させるという実績を保持しています。
東大や京大などの
トップクラスの大学への進学率がとてもよく、
それはまさに名門校そのもの。
たとえば2024年度の大学合格者数を見ると、
東京大学71名
京都大学29名
国公立大学医学部医学科32名(防衛医科大学校を含む)
など、数字を見るほど優秀なのが分かります。

つまり、
大学の歴史こそ低いものの、
すぐれた人材を生み出す
という観点では実力があることが分かります。
新しい大学だからこそ
最新設備や教育方針を抱えているのは
もちろんのこと、
実績ある経営母体による強力な支えのものと、
学生の進路指導にものりだしています。
大和大学の基本情報
大和大学を受験したいと考える人に向けて、
基本情報をまとめます。
大学の所在地 | 大阪府吹田市片山町2-5-1 |
偏差値 | 47.5~55.0 |
入学料 | 200,000円 |
授業料 | 1,180,000〜1,760,000円(学部によって異なる) |
学部 | ・情報学部 ・理工学部 ・政治経済学部 ・政治経済学部(グローバルビジネス学科) ・社会学部 ・教育学部 ・保健医療学部 |
大和大学に向いている人・向いていない人
大和大学は多くの大学のように、
歴史があるわけではありません。
学生自身は大学に通ううえで
歴史を気にすることはないかもしれませんが、
新しく勢いがあるということは内部の変化も大きいということ。
2020年に理工学部
2021年に社会学部
2023年に情報学部
が始動するなど、
今後の動きにも期待できますが、その安定性は誰にも分かりません。
そんな大和大学に
向いている人、向いていない人を
まとめてご紹介します。
▼大和大学が向いている人
- 歴史の浅い大学に不安を感じない人
- 一緒に「西の大和」を目指せる人
- 学歴ブランドを気にしない人
- 勢いのある大学に魅力を感じる人
- 関関同立に行けなかった人
▼大和大学が向いていない人
- 偏差値が高い人
- 歴史ある大学に行きたい人
- 早慶としっかり肩を並べたい人
- 知名度が高い大学を選びたい人
- 親世代にも認められたい人
西にも良い大学はたくさんあるので、
そのなかであえてまだ安定していない大学を選ぶ、
というのは、賛否両論でしょう。
「西の大和」を名乗ろうとしているくらいですし、
今後はより知名度や偏差値を上げていくとも考えられます。

「今のうちに入っておけば、将来はもっと偏差値があがりラッキーかも」なんていう考え方も、アリかもしれません…!
【まとめ】大和大学は身の程知らずで恥ずかしい!
大和大学はたしかに勢いがあり、
上昇志向があるのもすばらしい大学ですね。
とはいえ、
まだ歴史が10年ほどの浅い大学であり、
今後どうなっていくのか不安を抱えやすいのも事実。
ただどうしても「東の早慶、西の大和」は
実力がともなっていない点で、
恥ずかしいと言われてしまうのも無理はありません。
今後は早慶レベルに上がっていくつもりは
あるのかもしれませんが…
早慶という歴史ある大学と肩を並べるには、
年月も必要かもしれませんね。